認知症を遅らせる方法

施設で暮らす

認知症は、現在のところ完治させることは難しい病気です。 出来ることと言えば、症状を遅らせることか、ある程度改善させることくらいです。 では、どのようなことをすれば、認知症が進行出来るのかというと、基本的には薬です。 出来る限り早く治療を開始することで、薬物治療の効果を高めることが可能です。 次に、患者本人ではなく、周囲の人間にできることはないのかというと、単純なことですが優しい対応をしていくことです。例えば認知症では、被害妄想で周囲の人間に感情をぶつけることがあります。そのときに患者が間違っていると否定したり怒ったりすると、ストレスから症状を悪化させ恐れがあるのです。感情的になっているときには、否定をせず、丁寧に話を聞いたり褒めることで、不安を取り除くことが重要です。 その対応次第で、症状が改善するケースもあります。

認知症が身近になってきたことで、自治体でも認知症対策が積極的に採用されるようになりました。例えば、自治体が医療機関や医師に対して、認知症治療を十分にできるように研修や相談会を開いたりしています。 また、テレビなどで近年よく取り上げられるようになった身元不明の認知症患者に対しても、対策を取ることが求められています。身元不明の認知症患者というのは、認知症高齢者が徘徊をした結果、見知らぬ土地で保護される事例です。 この問題の原因は、情報の共有がなされていないことです。認知症患者の地元では、警察や自治体に行方不明の届け出が出されています。しかし、保護された地域の警察や自治体との連携がないために、行方不明の届けと本人を照会できずに、身元不明のままで何年も別の土地の施設で過ごすことになるのです。このようなことは、全国で1万件を超えるという調査結果も出ているので、早急に抜本的な改革が必要です。